ドバイで会社設立するメリットとは？

グローバル化、という言葉がメジャーになり暫が立ちました。
外務省の調査結果によると、2018年の日系企業の総数（拠点数）は，7万5,531拠点で，前年より3,711拠点（約5.2％）の増加となり，過去最多を更新しました。

そんな、グローバル化が加速する中、アラブ首長国連邦ドバイに会社設立を行い、ドバイを拠点にビジネスを行うメリットを提示します。

グローバル化の中のドバイの立位置や、ドバイ国内での法人設立により受けられるメリットを理解頂く事で、今後の海外展開やグローバル展開を進める際にお役立て頂く事が出来ます。

我々自身でいえば、ドバイに会社設立することは昔からの計画ではありませんでした。
しかし、現在はドバイに会社設立を行い、ドバイを軸にビジネスを構築する事で様々なメリットを享受しています。

海外進出を考える際、グローバル化の中で様々な市場を検討されることかと思います。
ドバイはグローバル化の中、その独自な戦略により唯一のポジションを築いています。

中でも、ポイントとなる3つメリットをお伝えします。

ドバイで会社設立をする3つのメリット

ドバイのメリット１．世界各国へのアクセスが良好

ドバイ国際空港を利用する事で、世界中の国へのアクセスが簡単になり広い範囲での行動が可能となります。
グローバル化の進む今日において、世界の移動手段はとても大切です。様々な地でビジネスを行うような業界の方には特に有益です。

ドバイ国際空はドバイ市内から車で15分程度と、国内のアクセスも良好です。旅客数でみても、ドバイ国際空港は現在世界で最も離発着数の多い世界一の空港です。
また、国有企業でもあるエミレーツ航空はドバイ国際空港より85カ国、161都市への運航をしています。

例えば、ドバイを中心にGCC（アラブ湾岸諸国）をカバーすることはもはや当たり前で、その他南アジアや東アジアもカバーされているケースは多くあります。
また、ヨーロッパにも近くヨーロッパ系の企業の進出も多くあります。日本からは、関西国際空港、成田空港、羽田空港と3空港からの直行便がある程です。
ドバイを拠点におくことで、アフリカ圏を市場として狙うことも可能です。最後の市場と言われるアフリカ圏のヘッドクォーターとしてドバイに拠点をおくケースもあります。

このように、ドバイに会社設立を行いドバイ国際空港を主空港として利用する事で、世界中へのアクセスが容易になります。
更に、現在のドバイ国際空港だけではまだまだ足りないということで、巨大新国際空港アルマクトゥーム国際空港を現在建設しています。
このようにドバイは地理的な利点を活かしながら、戦略的に交通網を整理しています。

ドバイのメリット２．法人税、所得税などの税金がかからない

ドバイの法人には法人税はありません。また個人に対する所得税もありません。ですので、ビジネスの成績や個人の収入はまるまる自分のふところに入ってくると言うことになります。

ではドバイはどのようにして成り立っているのか？という単純な疑問がわきますよね。
法人においては、法人税が無い代わりに、ビジネスを行うためにはライセンスを年間単位で取得、更新をする必要があります。用は利益が上がろうと上がるまいと一定の費用を国に支払う必要があると言うことです。
個人においてはどうでしょうか？UAEの人口の約9割は外国人です。外国人は所謂グリーンカードのようなものは無く、永住権も取ることができません。
従業員の場合は2年ごと、投資家の場合は3年ごとにVISAを更新する必要があります。
このように、ドバイは税金という形ではなく、別の形での収入源を確保しています。なので、法人税や所得税を取っていなくても国は潤っています。

それははたしてメリットなのか？という点ですが、
もちろんビジネスを行う上で売上・利益を目指すのは当然のことです。その点で、売上・利益、または個人の所得が上がっても比例して税金額が高くなることのないドバイの税制はやはりメリットと言えるでしょう。

このように、ドバイにて会社設立を行う事で、法人税や所得税などの税金がかからない。という、メリットがあります。
このメリットを存分に活かすことはグローバルビジネスを構築する上で1つのキーとなります。

ドバイのメリット３．ダイバーシティでありながら超安全

国際社会を生き抜く上で、人脈を広げる事はとても大切です。ドバイの9割は外国人であり、その出身地も様々。超多国籍都市と言えます。
そして、そのダイバーシティの様々な価値観が混在する市場にもかかわらずとても安全な国なのです。

ドバイには現在200カ国以上の国から人が訪れているとされています。
国際連盟に加盟している国が現在193カ国です。その数を容易に上回る数の国の方がドバイにはいると言うことです。
このように超多国籍でありながら、VISAの関係上仕事が無い方はドバイに居続ける事すら出来ません。また、町中に有る監視カメラやセキュリティにより、安全でルールを守ることが徹底されています。

例えば、前職を解雇されたとします。その場合、VISAのスポンサーは前職の会社ですので、VISAはキャンセル扱いとなります。
その後、次の仕事が直ぐに見つからない場合は国内に滞在できず出国するしか無いということになります。働かざる者いるべからず、とでも言いましょうか。

このように、所謂職業ステータスの分からない人はドバイにはおらず、その点においてもダイバーシティー且つ安全という世界でもユニークな市場形成が成り立っているのです。
ドバイに会社設立を行い、ドバイを中心に活動を広げることで世界中の友達や仕事パートナー作りも可能という事です。

以上のことより、ドバイに会社設立する事で多様なメリットを受け取ることがご理解頂けるかと思います。
この様なメリットは今後の海外ビジネスの構築に重要な情報として扱って頂けるでしょう。

今後の海外展開には是非ドバイを選択肢に考えてみてください。
一番良い市場の理解の方法は、現地に訪れること。是非、ドバイにいらしてください。